河内屋社長ブログ蒲鉾丹右衛門の徒然なるままに…

2025.05.27

ベトナムで徒然なるままに…

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2019年6月にベトナムを訪れてから、気づけばもう6年。

コロナ禍や技能実習生の受入国変更など様々な影響でなかなか足を運べずにいましたが、ようやく今回、久しぶりの訪問が叶いました。

ベトナムに降り立った瞬間、「ああ、変わっていないな」と感じたのが第一印象でした。

バイクが縦横無尽に行き交う道路、街角の屋台から漂ってくる香草の香り、そして活気あふれる人々の笑顔――そうそう、これがベトナムだよな、と懐かしさが込み上げました。

とはいえ、表面的には活気があっても、実情はなかなか厳しいようです。

現地の企業の方とお話ししていると、トランプ大統領による関税政策、いわゆる「トランプ関税」の影響が色々な分野、あるいは商流にもかなりの影響があるようで、直接的、間接的、精神的に負担がかかっているとのこと。

ものづくりに携わる者として、世界情勢の影響がどれほど現場に及んでいるか、改めて肌で感じました。

また、魚の話になれば、日本もベトナムも同じような悩みを抱えています。

年々、天然資源は減少の一途。

特に白身魚や高品質な魚種は争奪戦が激しく、価格の高騰も続いています。

養殖技術の発展でカバー出来ている分野もあるのでしょうが、我が蒲鉾業界は天然の魚が主体。

自然からの恵みが年ごとに減っていく感覚は、どこに行っても共通で危機感を感じます。

そんな現実もありながら、個人的にはやっぱりベトナムが好きです。

東南アジアの暑い気候、ベトナム料理、穏やかな人々の空気感。

今回も仕事関係での滞在となりましたが、次回こそ、気ままな旅人としてこの地を訪れたいものです。

朝飯は毎日バインミーでもOK(笑)。

色々な店を試してみたいです。

6年ぶりの再訪は、懐かしさと新しい課題、そして変わらぬ魅力を再確認する旅となりました。