2025.06.06
AIを理解しない経営者はヤバい?〜ものづくり太郎氏の講演より〜
富山県中小企業経営モデル企業研究会の総会に参加し、経営研修会の一環として「ものづくり太郎」氏による講演を拝聴してきました。
演題は「超グローバル製造業トレンド ドイツと日本の製造業の違い」。
YouTubeでも高い人気を誇る氏の講演は、情報の密度も、語りのスピードも、まさに“超”のつく内容。
会場全体がぐっと引き込まれるような熱量に満ちていました。
中でも印象的だったのは、AIの活用における日本とドイツの大きな差。
特に経営者が「AIとは何か?」「どう自社に応用できるか?」を理解していないと、企業としての生存すら危うくなる…という、極めて率直で過激なメッセージでした。
ドイツ企業は、ものづくりの現場にAIやデータ分析を組み込むことで、生産効率の最適化や人材配置の見直し、さらには新規ビジネスの創出にまで踏み込んでいます。
一方の日本は、現場力や経験に頼る傾向が強く、デジタル導入が進んでいない中小企業も多いという現実。
“伝統を守る”ことと“進化を恐れない”ことは、決して相反するものではありません。
我々蒲鉾業界も、技術や味を守りながらも、新しい時代にどう向き合っていくかが問われています。
AIに限らず、経営層がまず「知ろうとする姿勢」がなければ、組織は動きません。
「AIを知らない経営者は、時代に置いていかれる」
笑えない現実が目の前にある…そんな警鐘を煽り口調のトークで、私も胸にドーンと響いた貴重な時間でした。