2025.07.31
いつでもどこでも災害は起こりうる…遠くて近い今回の地震。
昨日、ロシア・カムチャッカ半島で発生した大きな地震と津波。
現地の沿岸部にある水産加工施設が流される映像を目にし、言葉を失いました。
東日本大震災の記憶が、胸によみがえってきます。
今の時期、カムチャッカはサケ・マス漁の最盛期を迎えています。
言うまでもなく、日本の水産加工業界にとってもサケ・マスは重要な原料のひとつ。
現地の加工ラインや冷凍庫が被災していたら、品質保持どころか在庫そのものの喪失も心配ですし、漁船や漁具に被害が出ていれば、今後の漁そのものにも大きな影響が出る可能性大。
今回の地震は日本国内にも津波警報が発令され、太平洋沿岸の各地では交通機関や漁港にも影響が及びました。
「遠くの地震」ではなく、「いつでも、どこでも起こりうる災害」なのだと、改めて痛感します。
こうした非常時、私たちにできることは限られているかもしれませんが、それでも日頃からの備えは裏切りません。
被災地の方々のご無事を祈るとともに、私たち自身も「備える力」を今一度問い直すタイミングにしたい。
そう感じた出来事でした。