2026.03.05
全国蒲鉾品評会で感じた、刺激と危機感と前向きな決意。

今年も東京海洋大学品川キャンパス「落水会館」で開催された、第77回全国蒲鉾品評会に参加してきました。
毎年のことながら、全国から地方色豊かな製品が一堂に集まるこの場は、本当に刺激を受けます。
私にとっては品評会というだけでなく、全国の仲間と久しぶりに顔を合わせ、情報交換できる貴重な場でもあります。
普段はなかなか話せない業界の話、各地の取り組み、新しい試み…こういった情報が集まってくる場は、他にはなかなかありません。
ただ、年々気になるのは出品数の減少です。蒲鉾屋が全国的に減り続けていることは業界全体の課題ですが、それが出品数にもはっきりと表れてきています。
特に今年の細工蒲鉾の出品数は、過去最低ではないかと思えるほど少なく、寂しい限りでした。
ちなみに河内屋から出品したのは上の写真『Pray for peace』。

河内屋は細工蒲鉾にも力を入れており、毎年必ず出品するようにしています。
富山県は細工蒲鉾の産地でもあるわけですから、それを売りにするならもっと積極的に出品すれば良いのに…と正直思います。
ただ、各社それぞれの考え方があることも確かで、それはそれで尊重すべきことでもあるのでしょうね。
今年も様々な製品を見て、試食して、デザインや裏の表示まで隅々と参考にさせてもらいました。
賞をいただけたら、もちろん嬉しい。
でも、それだけが目的ではありません。
この品評会は、自分の立ち位置を確認する場でもあると思っています。
全国の製品と並べてみて初めて見えてくるもの、気づかされることが、毎年必ずあります。

一方で、会場で仲間と話す中で出てきたのが、今後のコスト問題への不安です。
中東情勢の緊迫化によるエネルギー事情の先行き、原料高騰、人件費の上昇…全てのコストが上がり続けている現実は、中小の食品メーカーにとって決して軽い話ではありません。
それでも、嘆いていても始まらない。
品質を磨き、商品に磨きをかけ、お客様に選んでいただける河内屋であり続けること。
それが答えだと、改めてこの品評会で思い直しました。
来年もまた、胸を張って出品できるよう、前を向いて歩いていくつもりです。

会場には高市早苗首相がいらっしゃいました笑笑。
博多の蒲鉾屋さん西門蒲鉾本店さんの作品です。
なかなか良く出来ていました!



