2026.03.28
1ドル160円台へ!原料を輸入に頼る我々には、他人事じゃない。

円が、また売られていますね…。
久しぶりに円が一時1ドル=160円台をつけました。
2024年7月に政府・日銀が円買い介入に踏み切って以来、1年8カ月ぶりの水準とのこと。
もちろん背景にあるのは中東情勢!
米国・イスラエルとイランの攻撃応酬が続き、ホルムズ海峡が事実上封鎖。
原油価格は一時1バレル100ドル台をつけて、エネルギーを輸入に頼る日本の貿易赤字が膨らむとの見方から円売りが加速している…との解説。
そしてもうひとつ、「有事のドル買い」という心理。
世界が不安定になると、投資家はリスクを嫌って安全で流動性の高い資産に逃げ込む。
その筆頭が米ドル!
中東が混乱するほど、ドルが買われ、円が売られる。
日本円は「安全資産」とかつて言われた時代もありましたが、エネルギー輸入依存という構造的な弱さがある今、有事には真っ先に売られる通貨になってしまっていますよね。
投機筋の動きも分かりやすい。
2月時点では円の「買い越し」だったヘッジファンドが、イラン攻撃開始後に一気に「売り越し」に転じた。
市場が円安・ドル高の進展を本気で織り込み始めているということなんでしょう。
専門家の中には「162円まで下落する可能性もある」とか、「限りなく170円に向かうとか?」「200円にいずれなる」とか勝手な?推測がネットの中で語られています…本当に勘弁してよねという心境。
河内屋の商売に引き寄せて考えると、これはマジでヤバい話です。
蒲鉾の主原料であるスケトウダラのすり身は、アラスカから輸入。
当然、円安が進めば、同じ量を仕入れるだけでコストが増える。
加えて包装フィルムの原料となるナフサも高騰中!
原料が上がる、フィルムが上がる、物流費も上がる。
そこに円安が重なる。
四方八方からコストが押し寄せてくる感覚です。
自前で資源を持てる国とそうでない国の差が、通貨の強弱にそのまま出る。
日本はその「そうでない国」の側…。
一体いつからこんな弱い国になってしまったのか…。
為替は常に変動するのでいつかはまた戻るかもしれない。
しかし「戻るのを待つ」だけでは経営は成り立ちません。
仕入れコストの管理、価格改定のタイミング、取引先との丁寧な対話など地道にやるべきことをやるしかない。
とにかく早く中東の混乱が収まって欲しい。
それに尽きますね。
蒲鉾業界はこの地獄に耐えられるのか?と思う今日この頃ですが耐えていくのも蒲鉾屋!ということで頑張ります。


