河内屋社長ブログ蒲鉾丹右衛門の徒然なるままに…

2026.04.13

漁師が海に出られない時代がきた…

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日経新聞に、気になる記事が出ていました。

タイ・バンコク近郊のサムットサコーン県。水産業が盛んなこの地域で、すでに漁師の半数が休業しているという内容。

2月にタイのサムットサコーン県にあるすり身工場を訪問したばかり…。(写真)

原因はイラン情勢による燃料高。

漁船の燃料価格が攻撃前の3.5倍以上に跳ね上がり、出漁しても採算が合わないとのこと。

このまま燃料高が続けば、4月半ばまでに漁師の8割が休業する可能性がある…と。

すでに4月半ばである。現地ではどんな状況なのか気になります。

タイの話ではある。

しかし東南アジア全体の話だし、漁業という意味では全世界の話です。

コロナ禍のときも大変でした。

でもあの頃、漁師は海に出ることが出来たし、魚も獲れました。

しかし今回は違う。

燃料が高過ぎて、そもそも船を出せない。これは今まで経験したことがない話ですよね…。

河内屋の商売に当てはめて考えると、蒲鉾の原料は魚です!

漁師が魚を獲れなければ、魚からすり身を作れない。

すり身がなければ、蒲鉾が作れない!

大国のトップが後先を考えず?イランを攻撃したことが日本の田舎の小さな蒲鉾屋にまで影響が直撃するという話。

そして追い打ちをかけるフィルムや包装資材の値上げ…。

このブログでも何度も書いてきたように、ナフサ高→フィルム高の流れは止まりません。

正直、「便乗では?」と感じることもあります。

でも世の中の情勢がそうなのだから、抵抗する術がないのが現実ですね。

先代の時代を思い返すとオイルショック、ブラックマンデー、ITバブル崩壊、狂牛病、冷凍すり身の高騰…それぞれの時代に「初めての危機」がありました。

そして私の時代。

社長就任早々リーマンショック…冷凍すり身高騰も経験しました。

直近では悪夢のコロナ禍。

やっと落ち着いて復活ののろしを上げようというタイミングで経験したことのない原油危機。

円安、金利高、インフレ、物価高、人手不足、人件費高、エネルギー高という背景も重なってなかなかのラインナップである。

もう笑うしかない状況…しかしながらこれは私だけの話じゃない。

同じ時代に生きている皆さんが一緒に経験してきて、このイラン情勢の最悪の時代も一緒に立ち向かっている。

とにかく今回も耐えながら頑張るしかないですね。

歴史にタラればはないけれど、あの国のトップが違う人だったら違う世の中だったのかな…??

まぁ、考えても仕方ないか。