河内屋社長ブログ蒲鉾丹右衛門の徒然なるままに…

2010.12.09

河内屋の包装紙

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2010年12月9日包装紙.jpg

だんだんブログをアップするのが苦しくなって来ました(^^;)。お歳暮商戦もお陰様で大変忙しくさせて頂いています。年内はこの忙しさが続く予定ですので、お申込みの方はなるべく早めに頂けたらと思います。どうぞよろしくお願い致します。さて、今日はよくある質問の中から包装紙に関して書きたいと思います。河内屋の包装紙はお客さまからも大変好評で、贈り物としての体裁も良く、百貨店などからも高い評価を頂いています。一番多い質問が、書かれてある漢文の意味は何か?という事です。包装紙に書かれている内容は下記の通りですので、参考になればと思います(^^)。

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「宗五大草紙」という文献の説に拠れば、蒲鉾は、這種魚(水底を這う魚)を蒸したもので、もともとは鯰の肉を用いてつくったものであり、蒲の穂のような形にしたという。
「雍州府志」という文献の説に拠ると、先ず海鰻肉(鱧)を細かく打ちくだき、石臼(すり鉢のようなもの)で練り、再び上鹽(上等な塩)を加え、然る後、圓い竹の莖を中心にして手のひらで外の面に塗り焼きつけて出来上がる。それを蒲鉾と言った。我們がいうところの竹輪が(蒲鉾の)古い製法で、現在の杉板を用いたもの、これは近代的製品である。さらにつけ加えると、「運歩色葉集」(辞書)にある「蒲穂子」という名称が最初に現れたものである。最初の蒲穂子は今の焼竹輪に相当する。鯰の肉は純白美味なのに形が醜いが為に、磨碎して見栄えを良くした。後に這種魚の製法は、海の魚へと到った。