河内屋ブログ

2022.01.14

かまぼこの原料が高騰しています!

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社長の河内です。

日本経済新聞に大きな記事が掲載されていました。

すり身、12年半ぶり高値!

という記事です。

当社もベーリング海のスケソウダラを使用しており、その中でも上級品を使っています。

我々かまぼこ業界は原料の魚を天然のものを使用していますので、その年の漁獲量や魚の大きさ、天候、海況など常に気にしています。

コロナ前から頭が痛いのが原料高騰問題!

本当に凄い状況になって来ました。

今回の日経の記事は比較的大きなスペースで詳しく報道されています。

ベーリング海のスケソウダラ漁は生物学的な学術調査に基づき、魚の状況に応じた漁獲枠が毎年決められていますが、今年の漁獲枠は昨年より2割も削減されました。

さらに獲れる魚の大きさも例年より小ぶりな感じで、歩留まりが悪い

トロール船で魚を追いかけていますが、燃料代も高くなっている。

さらにコロナ禍で、PCR検査や乗船前の隔離期間など余計な経費増。

全てが悪い方向に振れてしまっています。

しかし一番の大きな問題は、欧米や中国の需要増だと思っています。

低カロリーで高タンパク質な「すり身」の素晴らしさを欧米や中国など外国人が気付いてしまったことだと思います。

簡単に言うと買い負けてしまっているということです。

一方、日本国内を見ると練り製品の需要は下がるばかり…。

今までもかなり厳しい状況なのですが、今年は一段と拍車がかかりそうな一年となりそうです。

当社も3月から一部の商品を値上げせざる得ない状況ですので、その節にはご理解、ご協力お願い致します。