2026.05.01
今年のGW…円安・原料高・ナフサ問題、蒲鉾屋の憂鬱。

GWに入ったというのに、スマホに速報が飛び込んできた。
「円、155円台に急伸」。
思わず二度見してしまった。
4月30日、円相場が1ドル=160円台から一気に155円台まで急伸!
片山財務相や三村財務官が「これは最後の退避勧告」とまで言った直後のことだから、介入はほぼ間違いないだろうと思います。
ただ、正直なところ…「また戻るんじゃないか」というのが私の感覚ですね。
市場関係者のコメントでは、今後3カ月は155〜160円手前で膠着するだろうという見方が出ていました。
介入で一時的に円高になっても、中東情勢が落ち着かない限りドル高のトレンドは変わらないというわけです。
これが蒲鉾屋にとって何を意味するか。
イランの情勢不安から来る影響で魚の原料供給がひっ迫してきている話は以前も書きましたが、為替まで円安基調となると、まさに「踏んだり蹴ったり」の状況なのです。
仕入れのタイミングをいつにするかという問題もありますが、魚が獲れる時期は決まっているので、為替を見極めて調達するということは難しい。
為替がどうだから今買おうではなく、今回の買い付けタイミングでは為替はこうだった…という受動的な立場。
いずれにせよ為替の変動でもコストが大きく変わってくるのが現実です。
夏前には原料調達が迫ってくるのに、その頃の為替水準がまったく読めない。
もっとも魚の状況も冷凍すり身製造、輸入状況もまったく読めない。
その他にもナフサに関連するフィルムなどの問題もあります。
これは蒲鉾屋だけの話ではないと思いますが、地方の中小製造業にとってこういうマクロの動きは本当に影響が大きいんです。
GWは各店舗が忙しい繁忙期。
スタッフたちが奮闘している中、頭の片隅ではずっとこの問題が居座っている気がします。
せめて魚津の空と海が青くあってくれることを祈りながら、連休を過ごしたいと思います。
旅のお供や北陸のお土産には、そんな海の町・魚津が生んだ「河内屋の蒲鉾」をぜひよろしくお願いいたします!


