河内屋社長ブログ蒲鉾丹右衛門の徒然なるままに…

2026.09.21

私より長く河内屋を支えてきた、ある機械装置を改造工事しています!

  • twitter
  • LINEで送る

お陰様で、この連休は各直営店、お土産店、そして県外の催事と、どこも大変な賑わいをいただいています。とくに京都髙島屋の催事では、連日たくさんのお客様に棒Sを手に取っていただいていると、嬉しい報告が次々に届いています。本当に、ありがたい限りです。心より感謝申し上げます。

一方、実はその陰で、この連休を使って、工場では生産設備の改造を進めています。一年近く前から計画していたものです。改造にはどうしても2、3日間は必要なのでこのタイミングを狙って実行しました。

対象は、かまぼこ作りの最後の工程を担う「ボイル冷却装置」です。

少しだけ専門的な話にお付き合いください。
一般的なかまぼこ(魚肉ねり製品)は、食品衛生法にもとづき、製品の中心部を75℃で1分間以上、またはこれと同等以上の効力を持つ方法で加熱殺菌し、その後すみやかに冷却して、冷蔵(10℃以下)で保存することが定められています。

河内屋では、その出来上がったかまぼこ製品を真空包装しています。その工程でどうしても空気に触れますし、二次汚染のリスクもゼロではありません。そこをもう一度しっかり殺菌するために行っているのが、このボイル冷却なのです。

そしてこの工程は、合成保存料を使わずに賞味期限を延ばすことにも大きく貢献しています。「安全」と「合成保存料無添加での日持ち」。その両方を、地味ながら支えてくれている、まさに縁の下の力持ちです。

さて、この装置。実は河内屋特製の一台で、導入されたのは1991年7月。(古過ぎて見ずらいですが)
私が河内屋に入社したのが1993年4月ですから、なんと私よりも2年も先輩ということになります(笑)。

ゆっくりと動く装置です。これまで丁寧にメンテナンスを重ねながら、大事に大事に使ってきました。導入から実に35年、今もまだまだ現役で、全然動いてくれています。……が、さすがに年季が入ってきて、そろそろ故障のリスクも高くなってきました。繁忙期に突然止まってしまっては一大事ですので、今回、思い切って手を入れることにしたのです。

今回の改造は、ボイル層のネットを全面交換し、駆動まわりを新しく更新します。

それにしても、かまぼこ作りというのは、本当にいろいろな設備投資が必要です。蒲鉾業界を取り巻く環境は、正直なところ大変厳しい状況が続いています。それでも、こと品質に関わる部分については、これからもしっかりと、地道にアップデートを続けていきたいと思います。

連休最終日にはテスト稼働を実施、連休明けからは早速本稼働する予定です!

今後も「安全」で「安心」して食べていただける美味しい商品を作って行きます!