河内屋社長ブログ蒲鉾丹右衛門の徒然なるままに…

2026.10.27

今朝の日経「魚すり身 先高観」に思うこと。

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GMOのサイバー攻撃のニュースで、世の中が大騒ぎになっています。当たり前に使っているインターネットの足元が揺らいでいる…そんな怖さを感じた方も多いのではないでしょうか。

ですが、蒲鉾業界も、足元から凄いことになっています。

今朝の日経新聞に「魚すり身 先高観」という大きな記事が載りました。

かまぼこ・ちくわの原料になる魚のすり身が、この先も値上がりしそうだという内容です。

主力の北米産スケソウダラのすり身は、記録的な不漁で今季の生産量が前年の7割ほどにとどまる見通し。ベーリング海では小型の魚が多く、漁獲量そのものが減っています。加えて欧米では健康志向でフィレ(切り身)の需要が強く、すり身に回る魚がなかなか確保できません。

南米ペルーではエルニーニョの影響でカタクチイワシが獲れず、魚粉は最高値。アジアではイトヨリダイなどが魚粉に回り、すり身原料が足りない。そこへ燃料費、包装資材、人件費の上昇が重なっています。

正直なところ、このブログで過去に何度も書いてきた内容そのままです。ただ、業界の狭い範囲での話ではなく、日経でここまでよくまとまって報じられたことには、それなりの意味があると感じました。

記事では、私も副会長を務める日本かまぼこ協会が、15日に原料事情への理解を求める「緊急宣言」(正確には会長宣言ですが…)を出したことにも触れられています。そして、協会の正会員のうち14社が、この4月からの半年あまりで廃業や倒産に至っているという現実。後継者がいても、体力のある会社でも追い込まれる。そういう環境です。

この外部環境は、しばらく続くと見ています。

河内屋としても、来年のさらなる値上げ、商品の見直し、製造効率の見直しなど、手を打っていかなければなりません。お客様にはご負担をおかけすることになりますが、蒲鉾を作り続けるための判断として、ご理解いただければありがたいです。

とはいえ、まずは目の前の年末の繁忙期。ここをしっかり乗り切ること。

…相変わらずの落としどころですが、結局はそこからしか前に進めません。