河内屋社長ブログ蒲鉾丹右衛門の徒然なるままに…

2012.04.15

新川蒲鉾組合にて

  • twitter
  • LINEで送る

昨夜は新川蒲鉾組合懇談会に参加して来ました。今まで当社の会長が組合長を務めていたのですが、この度 父の逝去に伴い新しい組合長が決まりました。この新川蒲鉾組合というのは特に何か事業を行っている訳ではないのですが、富山県東部 新川地区の蒲鉾屋の情報交換、懇親の場として長年続いている集まりです。諸先輩方と色々話をしていると昔は人数も多かった・・・つまり蒲鉾屋も多かったし、色々と事業があったりとそれなりに大きな組織活動だったようですが、今は主な目的は先ほど述べた懇親、情報交換という位置付けがメインとなっています。世代もかなり幅広いのですが、父世代の方々と話をしていると亡き父の話題がたくさん出て来て、色々な意味で父は富山県蒲鉾業界を改革して来た人であり、また先頭に立って業界発展の為に尽力して来た人だったという事が分かりました。小さな地域の同業者の集りという事で、普段はライバル同士である事は紛れもない事実ですが、こうやって年に1、2回程度懇親の場を持つ事は大変良い機会だと思います。それぞれの会社の価値観や経営方針が違うのは仕方無い事だし、思惑がそれぞれ一致する訳ではありませんが、蒲鉾業界が盛り上がる、そして蒲鉾という昔ながらの日本の伝統食品の価値が認められる、さらには富山県伝統である細工蒲鉾が注目される・・・という想いは一緒なので、各社で切磋琢磨して難しい世の中を生き残って行きたいと思います。新川地区には伝統的に素晴らしい細工蒲鉾を作る蒲鉾屋さんが多いです。当社も負けないように頑張りたいと思います。蒲鉾屋は全国に存在しますし、細工蒲鉾を作っている地域もまだまだあります。しかし富山県ほど食文化、生活慣習に根付いて、幅広く今でも細工蒲鉾が極めて盛んな地域は富山県が断トツであり、本当にありがたい事でもあり、我々世代が今後も良い形で継承して行かなければならない大きなミッションでもあると思います。これからも美味しい蒲鉾を真剣に作って、お客様に喜ばれるような蒲鉾作りに精進する!という事を改めて心の中で決意しました。皆さん、これからの河内屋の活動に注目して下さいね!