河内屋社長ブログ蒲鉾丹右衛門の徒然なるままに…

2026.08.20

アンカレッジ国際空港、まさかの缶詰。乗り継ぎ失敗と遅延地獄の果てに、シアトルへ。

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思えば今回の旅は、アンカレッジ国際空港(Ted Stevens Anchorage International Airport)で過ごした時間が、やたらと長いものでした。

行きは、ダッチハーバーのウナラスカ空港が濃霧に閉ざされ、足止めからのスリル満点チャーター機(トイレなし笑)。そして帰りは予定通りのアリューシャン・エアウェイズ(Aleutian Airways)の、ちゃんとトイレの付いた機体に乗れた。ここまでは良かった。

ところが、です。

このアンカレッジ国際空港への到着が遅れ、次に乗る予定だったアラスカ航空(AS0268)に、間に合わなかったのです。実は、乗り継ぎ時間が微妙に短いことは分かっていたので、嫌な予感はしていました。それが見事に的中してしまった格好です。

ここで力を発揮してくださったのが、ASMIのスタッフの皆さん。献身的に手を尽くしてくださり、私たちメンバーは、それぞれバラバラの便でシアトルへ向かうことになりました。

私とスギヨの守さんに手配されたのは、19時5分発、アラスカ航空の1333便。搭乗まで、もう1時間を切っています。長蛇の列にドキドキしながら並び、なんとか保安エリアを通過して、搭乗ゲートへとたどり着きました。これで一安心…と思ったのも束の間です。

On Time、つまり定刻のはずだった1333便が、まさかの「Delay(遅延)」表示。時刻はまず21時49分に。しばらくすると、さらに22時45分へ。そして最終的に、この便が飛んだのは、なんと23時3分でした。

まあ、海外ではありがちな飛行機の遅延ではあります。おかげさまで、アンカレッジ国際空港を端から端まで、暇つぶしにウロウロと歩き回ることになりました(笑)。

つくづく思うのは、海外で一番困るのが、こうしたトラブル、とりわけ飛行機だということです。今回の旅も、もし一人だったら、本当に大変だったでしょう。ASMIの皆さんがいてくださったからこそ、心強く乗り切ることができました。世界を当たり前のように行き来している人たちは、本当に凄いなと、改めて感じ入った次第です。

さて、そんなこんなで、私たちがシアトル・タコマ国際空港に到着したのは、朝の4時過ぎ。

こうなると、気がかりはただ一つ、スーツケースが無事に出てくるかどうかです。ドキドキしながら待っていると…見事に、出てきてくれました。ホッと胸をなでおろし、タクシーでホテルへ向かいます。

ホテルに到着したのは朝の5時。ところがここでもまた、一波乱です。なんと、私の予約が見当たらないというのです(笑)。ここでも頼りになったのが、英語の堪能なスギヨの守さん。的確に対応してくださり、事なきを得ました。

いやはや、やっぱりこういうトラブルのときに、英語ができるかできないかでは大違いです。私のような「なんちゃって英会話」では、とても太刀打ちできません。守さん、本当に助かりました。ありがとうございました。

さて、部屋に落ち着いて、軽くシャワーを浴びます。しかし、せっかくのシアトル、時間がもったいない。還暦、寝不足ではありますが身体に鞭打って、朝9時にはもう、街の観光へと繰り出したのでした。

それにしても、と思います。つい昨日まで、私はあのベーリング海の最果て、ダッチハーバーの大自然の中にいました。白頭鷲が飛び、ラッコが泳ぎ、日が沈まない白夜の港町。それが一夜明けたら、高層ビルの立ち並ぶ大都会・シアトルの真ん中にいるのです。この景色の落差たるや、なんとも不思議な感覚でした。

有名なパイクプレイス・マーケットまでは、ブラブラと歩いて向かいます。スターバックスの1号店、活気あふれる魚屋さん、そして壁一面にガムが貼られた(何とも言えない)ガムウォール。途中では遊覧船にも乗りました。そしてT-Mobile Parkでは、噂の、あのイチローの銅像も見てきましたよ。気がつけば、この日歩いた歩数は、なんと2万歩(笑)。

さすがに疲れ果てて、軽く夕食を取ると、20時にはもう眠っていました。

一度は訪れてみたかった、シアトルの街。まさに駆け足ではありましたが、それでも来ることができて、本当に良かった。

そして翌日は、いよいよ…アメリカン・シーフーズ社の本社を、訪問する予定なのです。

下の写真は、どんどん遅延するAlaska Air 1333便。参りました。

お陰でアンカレッジ国際空港には詳しくなりました。

シアトルと言えばスターバックス1号店?かどうかは知りませんが、一応お決まりということで訪問。

パイクプレイス・マーケットのすぐそば、昔ながらの茶色いセイレーン(人魚)のロゴが目印です。1971年創業当時の雰囲気を残す小さな店構えに、世界中から観光客が詰めかけていて、この日も長い行列。しかも最近リニューアルしたそうで、なんと予約制になっていました。

地元の人は一切行かないらしいですし、並んでいるのも国籍さまざまな観光客ばかり。外から写真だけ撮ってきました(笑)。おかげで、お目当ての1号店限定マグカップも買えず。それにしても、この小さな一店舗から世界中に広がる巨大チェーンが生まれたと思うと、凄いことですよね。

続いては、これも名所という「ガムウォール」。

パイクプレイス・マーケットの裏路地、壁一面が、観光客の噛んだガムでびっしりと埋め尽くされている。正直に言えば、食品会社の社長としては、あり得ないほど不衛生な光景でして…笑。

昨日まで、あれほど徹底した衛生管理の工場を見てきたばかりですから、なおのこと複雑な気持ちに。とはいえ、これも立派なシアトルの観光名所。世界中の人が、思い思いにガムを貼っていくのだそうです。私はここでも写真だけ。

シアトル観光の定番、パイクプレイス・マーケット(Pike Place Market)。

1907年開業という、アメリカでも指折りの歴史ある公設市場です。魚屋、青果、花屋にお土産屋、飲み屋に服屋…と、所狭しと露店が並び、とにかく活気がすごい。名物は、注文が入ると魚屋さんが大きな魚を宙に放り投げる「フィッシュ・トス」。残念ながら今回は見られませんでしたが、とにかく、このあふれる活気が評判通りの場所だった!

海沿いをブラブラ歩いていたら、遊覧船があったので、これも乗ってみました。

昨日までさんざん船を見てきたはずなのに、船を見るとつい乗りたくなってしまう(笑)。着岸している船と実際に動いている船とではやはり体感が違います。風も心地よい。海から眺めるシアトルの街並みは格別。商業、軍事、観光、釣り、コンテナ船と、この街の海はいろいろな顔を見せてくれました。

シアトルと言えば、やはりこの方。T-Mobile Parkの外に立つ、噂のイチロー像です。

今年建てられたばかりで、除幕式のあのバットの折れたニュースは見ました(笑)。マリナーズの球場で銅像になっているのは、名選手たちの中でイチローが4人目。日本人がこの地でこれほど愛され、称えられている。昨日までベーリング海で日本人スタッフの活躍を見てきたばかりの身には、なんだか胸が熱くなる場所でした。

もちろんシアトルのシンボル、スペースニードル(Space Needle)にも行きました。

1962年の万博のために建てられた、高さ約184メートルのタワーです。比較的、街のどこからも見える近未来的なそのフォルムは、どこから見てもかっこいい。上ってみようかとも思ったのですが、なんと展望台は55ドル(!)。折しもこの頃は1ドル158円ほどの円安ですから、日本円にして約8,700円。……潔く、下から見上げるだけにしておきました(笑)。それでも、青空に伸びるその姿は実に見事で、ああシアトルに来たのだな、と実感が湧いてきます。

それにしても寝てなくて疲れているのに2万歩もよく歩いたものです。