河内屋社長ブログ蒲鉾丹右衛門の徒然なるままに…

2021.03.12

ISO22000サーベイランスと移行審査が終了!

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ISO22000(食品安全マネジメントシステム)の第2回サーベイランス兼特別審査が無事に終了しました。

特別審査というのはISO22000:2018への移行審査のことです。

今回は審査が無事に終わったというだけの報告で、まだ結果はどうなるか分かりません。

当社がISO9001からISO22000に切り替えてチャレンジして、初回登録したのは2007年6月のことです。

ちなみにISO9001を認証取得したのは2000年9月のことですから、ISOに取組んで20年以上ということになりますね。

今回はISO22000の2005年版から2018年版に大改訂されたことを受けて、この移行が適切にされているかどうか?

2018年版での認証を認めるかどうか?の審査でもありました。

そういう意味では、ここまで食品安全チームのリーダーを中心に現場は本当によく頑張ってくれたし、各担当者の力量が飛躍的に進化したと思っています。

今回、我々の中では2005年版から2018年版への移行が最大のテーマでした。

新たな要求事項や変更箇所の理解など、勉強することも多ければ、新たに作り直す帳票類も多く、特に食品安全チームのリーダーは夜な夜な作業に当たっていました。

コロナ禍にあって色々な投資案件は一旦見直し、あるいは凍結している状況ではありますが、ISO22000の認証維持は最優先課題として考えていたので、まずは移行審査までたどり着いて良かったです。

結果は4月以降、5月頃には分かると思いますので、その際はまた報告させていただきます。

さて、HACCP義務化は、2018年6月に食品衛生法が大きく改正され規模や業種を問わず食品を扱う事業者は『HACCPに基づく衛生管理』か『HACCPの考え方を取り入れた衛生管理』をして行かなければなりません。

現在は猶予期間中なのですが、迫る今年の6月から完全義務化となります。

コロナ禍ですっかり話題が置いて行かれている状況ではありますが、世の中の食品を扱う事業者の状況はどうなっているのか?

食品事業者とは我々のようなメーカーだけでなく飲食店もそうです。

今後はHACCPに沿った衛生管理を行わない場合は、営業許可証の更新が出来なかったり罰金や罰則という噂もありますが、果たしてそんなチェックを出来るだけの余裕が管轄の役所にあるのか?疑問は疑問ですけど、先はどうあれ当社としては、安全安心な食品を提供できるように努力して行きたいと思います。