河内屋社長ブログ蒲鉾丹右衛門の徒然なるままに…

2026.06.20

さざれ石を見ながら蒲鉾業界の今後を考える…巌になれるだろうか。

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6月は毎年、各種組織の総会が重なる季節です。

今週はとりわけ濃い一週間でした。日本かまぼこ協会と全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会の通常総会、全国蒲鉾業者大会と懇親会、そして富山県蒲鉾協同組合の通常総会・懇親会と、立て続けに参加してきました。県内外、全国の蒲鉾関係者と久しぶりにお会いし、情報交換ができた、本当に有意義な時間でした。

会場は明治記念館。1年ぶりの再訪です。真夏日の日差しの中、庭に出るとあの「さざれ石」が久しぶりに目に入りました。君が代に歌われる、あのさざれ石です。小さな石が集まり、やがて巌となる…。

じっと見つめながら、蒲鉾業界の行方や、河内屋が今後どう続いていくのか、思わず考え込んでしまいました。真夏日の庭で、一人でなかなか重いことを考えていたわけです(笑)。

ただ、そう考えてしまうほど、業界を取り巻く環境は厳しい。

阿部会長が藤田水産庁長官へ直接、要望書を手渡し業界の危機的状況を訴えた陳情、そして日本かまぼこ協会による「緊急声明」は、今回の大会でも大きな話題でした。このような動きが出るということ自体、業界全体がいよいよ正念場に来ているということだと思います。

魚津でも、廃業を決めた蒲鉾屋さんがあります。

富山県蒲鉾協同組合は7月1日から、水協法のルールぎりぎりの15社体制になります。以降、1社でも抜ければ組合は解散、という非常に厳しい状況です。全国でも、今後大きな出来事が続いていくのではないかと、正直なところ覚悟しています。

原料問題の心配は、まだまだ続きます。

それでも、全国に志を同じくする仲間がいることは、大きな支えです。さざれ石が巌になるように、小さくとも積み重ねていくしかない。そう自分に言い聞かせながら、帰路につきました。