2026.06.16
日経新聞が書いた、蒲鉾業界の今!和平合意でも危機はまだまだ続く。

日本経済新聞(6/16)にこんな記事が大きく出ていました。
「北米産すり身5〜7%高 海外需要旺盛で『買い負け』」
かまぼこをはじめとする水産練り製品の原料、スケソウダラのすり身が今年に入ってから5〜7%値上がりしており、10年前と比べれば7割高という水準になっています。中東情勢に伴う原油高が漁船の燃料コストを押し上げ、さらに円安、海上運賃の上昇が重なっての結果です。
追い打ちをかけるのが「買い負け」という現実です。
北米産のすり身は、欧米でのカニカマ需要拡大などフィレ(切り身)用途との競合が激化しており、すり身を好む日本が調達競争で後れをとっているのです。
業界紙でも4月の冷凍すり身輸入量が前年同月比で大幅に減少し、タイ産など東南アジア産も中東危機の余波を受けて漁が止まる、あるいは獲ってもミール用に回されすり身用には回って来ないなどの実態が報告されています。
世界経済がパニックに陥った元凶である米国とイランの間で和平、覚書が合意され、9カ国が共同声明を発表するなどホルムズ海峡の再開に向けた動きは、一筋の光であることは間違いありません…。
ただし、東南アジア各国の漁業への影響、世界規模のすり身需給の歪みは、そう簡単には元に戻らない。
ニッスイさんが年2回の値上げに踏み切り、複数のメーカーが相次いで値上げを発表している現状を見れば、業界の危機がしばらく続くことは避けられないと感じています。
円安とインフレが進む局面において、安売りに巻き込まれる規模の小さな会社は自分たちの首を絞めるだけでしょう。
河内屋としては、正直に原料の現状をお伝えしながら、品質で選んでいただける美味しい製品をつくり続けていくしかありません。
それが、今の私たちにできる唯一のことだと思っています。
そんな状況の中、棒Sの新作『真夏の印度カリー』が大好評で本当に嬉しいです!
夏季限定ですのでぜひこの機会にお試しいただければ幸いです。


