河内屋社長ブログ蒲鉾丹右衛門の徒然なるままに…

2021.06.30

蒲鉾の原料が10年半ぶりに高値!です

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本日(6/30)、日経に珍しく業界の記事が大きく出ていました。

目にされた方も多いと思います。

蒲鉾業界の主原料である米国アラスカのスケソウダラすり身が10年半ぶりに高値になった!という悪い話題…。

我々業界人は既に知っている話ではあるのですが、なかなか頭の痛い話です。

ちなみに当社の使用している冷凍すり身は上級品と言われるものです。

これがまた高くて品薄という状態なのです。

当社の使用しているすり身に関してはこちらをクリックしてください。

高値になった理由はいくつか要因があるのですが、何よりもまずは漁獲状況が悪いと言うことですね。

常に業界ニュースをチェックしていますが、少し前までは今後の資源量に対しては安定していると言われていたのに、コロナ騒動になってから魚体が小さいとか悪いニュースが多くなって来ました。

さらにコロナに対する対策などでいつもより経費増。

新聞では為替の影響や輸送コスト増なども原因の一つとして書かれています。

とにかく簡単に製品の値上げは出来ませんし、しばらく悩ましい期間が続きますね…。

当社は品質や味を落とさず、美味しい製品を頑張って作って行けるように努力したいと思います。

新聞ではコロナ禍で内食需要が増え、かまぼこ類の売上も増えていると書かれていますが、これは量販店で大量販売している大手メーカーさんの話で、当社のような地方の小さな蒲鉾屋の話ではないです!

逆に全国の観光地にある蒲鉾屋さんの状況は、コロナ禍で大きな打撃を受けているのが実情です。

一方で通販の伸びは凄いです。

特にネット販売はこのコロナ禍で非常に伸びました。

もしネット販売をしていなかったら…と考えると恐ろしいです。

現在、まさにお中元の時期で全国からご注文をいただいておりますが、逆風に負けずに何とか頑張って行きたいと思います!

今年のお中元はぜひ河内屋をご利用いただき応援してください!!!

どうぞよろしくお願い致します!

隣の記事、サクランボも大変な様子ですね…自然相手の世界は地球規模で異変が起きていると実感します。