河内屋社長ブログ蒲鉾丹右衛門の徒然なるままに…

2026.06.12

棒Sの履歴書 #10~お客様とメディアに育てられた10年、棒Sは河内屋を代表する商品になった!

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前回「棒Sの履歴書 #9」では、ギフト用の専用箱を開発し、棒Sがお土産から贈り物へと広がっていった話を書きました。

正直に言うと、棒Sがここまでの商品になるとは、最初は想像していませんでした。

北陸新幹線開業を見据えてお土産対策として開発した商品が、お土産だけでなくギフトとしても選ばれるようになり、出荷数は想定をどんどん超えていった。それよりも何よりも嬉しかったのは、「棒S(ボウズ)」という商品名そのものを覚えていただけるようになったことです。

蒲鉾業界でそんなことが起きるのか?と。本当に嬉しかった。

SNSでも幅広い世代の方が投稿してくださるようになり、蒲鉾業界の商品としては珍しいことだと勝手に思っています(笑)。

自分の中では目標としていた「鮨蒲」に並ぶ商品を世の中に送り出せた…と感慨深い面もどこかにある。

そしてメディアへの露出も、棒Sの知名度を大きく押し上げてくれました。

2017年12月の「羽鳥慎一モーニングショー」では、女将が「継ぐ女神」として紹介され、その反響は凄まじいものでした。年末の歳暮シーズンと重なったこともあり、棒Sの受注を一時止めざるを得ないほど注文が殺到したのです。放送1時間でHPへのアクセスが1万件近く、ネット注文も700件近くまで来てしまった。嬉しさとパニックが入り混じった、あの感覚は今でも忘れられません。

2020年には「週刊文春」(6月25日号)で青木愛さんに取り上げていただき、「BRUTUS」特別編集の総集編にも掲載されました。活字メディアの力というものを改めて実感しました。

2023年3月には「文藝春秋」でモーリー・ロバートソンさんにも紹介していただき、同年6月には「バナナマンの早起きせっかくグルメ!!(TBS)」で紹介され、その後の「せっかくグルメ博覧会」への出展という、新たな展開にも繋がっていきました。

そして2025年。「マツコの知らない世界」に続き、「秘密のケンミンSHOW極」での反響は、過去最大規模となりました。

2025年の棒Sの出荷数は、約40万個。

気づけば棒Sは、河内屋を代表する商品になっていました。

そして今年2026年、11年ぶりとなる新フレーバー「真夏の印度カリー」を夏季限定で発売しました。今後も季節限定で新しいフレーバーを準備しているところです。

中東情勢に端を発する原油危機、ナフサ危機、さらには原料危機による厳しい環境が続いていますが、棒Sはまだまだ進化します。

さて、「棒Sの履歴書」、ひとまずここで一区切りとします。

悔しさから始まり、試行錯誤を重ね、多くの方に育てていただいた棒S。

振り返ると、本当にたくさんの人の力があってここまで来られたんだと、改めて感じています。

また折を見て、続きかスピンオフを書きたいと思います。

#1から読んでいただき本当にありがとうございました。